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2026年9月★ Major Update

Claude Sonnet 5.5

Claude Sonnet 5.5——料金は Sonnet 5 のまま、「速さと賢さの最良の組み合わせ」をうたう中位モデル

Before

前世代の Claude Sonnet 5 は、最上段の max でも Artificial Analysis の知能指数が 38.2 だった。思考は disabled で切ることができ、強制ツール呼び出しも使えた。

After

Claude Sonnet 5.5 は同じ料金のまま、medium で 40.7 と前世代の max を上回り、max では 56.0 に届いた。思考は既定で有効になり、切る設定は between_tools に置き換わった。

🔄 パラダイムシフト

中位モデルが前世代の最上段を追い越した

Claude Sonnet 5.5 は、料金を Sonnet 5 と同じ入力 $2 / 出力 $10 に据え置いたまま、考える深さ(effort)で性能を引き上げる設計になった。

  • medium でも前世代の max 超え: Artificial Analysis(2026-09-30)の知能指数は medium 40.7。Sonnet 5 の最上段 max は 38.2 で、中位モデルの標準的な設定が、前世代の最も深い設定を上回った。
  • 上に伸びる天井: 同じ指標で high 46.7、xhigh 51.9、max 56.0。max は全674行中3位で、Opus 5.5 の xhigh と同点に並んだ。
  • 「速さと賢さの最良の組み合わせ」: Anthropic 自身がこう位置づけており、medium では最初のトークンまで 0.81 秒(同 AA)と、応答の速さを保ったまま賢さを積み増した。

一方で、同じ賢さに届くまでに使うトークンは多い。xhigh(51.9)の評価で使った出力は 100M トークンで、Opus 5.5 medium(51.2)の 38M の約2.6倍。単価の安さがそのまま総額の安さにならない点も、このリリースで目立った。

🌍 社会・産業へのインパクト

使い方への影響

  • 移行作業の発生: Sonnet 5 から移る開発者は、モデル名の置き換えだけでは済まない。thinking の指定・tool_choice・会話履歴の編集方法・computer use の指定を見直す必要がある。
  • effort を選ぶ運用へ: 公式のプロンプト指針は、Sonnet 5 の effort 設定を持ち込まず測り直すよう求め、low / medium では長い作業の途中で止まりやすい、xhigh / max では頼まれていない見直しを始めやすい、と注意している。モデルを選ぶだけでなく、用途ごとに深さを選ぶ使い方が前提になった。
  • 同価格帯の競争: 翌日には OpenAI が同じ $2 / $10 の GPT-6.1 Sol を発表し、中位モデルの比較は単価ではなく、同じ賢さに届くまでの総量で語られるようになった。

⚙️ 技術的変化点

技術的な変更点

  • 思考の扱い: 考える機能(adaptive thinking)が既定で有効。Claude API の既定 effort は high。思考を事前に行わない設定は thinking: {"type": "between_tools"} になり、従来の disabled は 400 エラーになる。between_tools は low〜high でのみ使える。
  • 強制ツール呼び出しの廃止: tool_choice の any / tool は非対応。スキーマどおりの入力は strict tool use か構造化出力で得る。
  • 思考ブロックの紐づけ: 思考ブロックは作ったモデル・会話・アカウントに紐づき、途中で system や tools を編集すると 400 になりうる。会話は追記だけで運ぶ前提になった。
  • その他: ツール呼び出しの合間の文章は thinking ブロックで返る。プロンプトキャッシュの最小長は 512 トークン(Sonnet 5 は 1,024)。会話途中の effort 変更(ベータ)、computer use は computer_toolset_20260801 に対応。トークナイザは Sonnet 5 と同じ。

👤 一般ユーザーへの影響

Anthropic は Sonnet 5.5 を「速さと賢さの最良の組み合わせ」と位置づけた。料金は Sonnet 5 と同じ。考える機能(adaptive thinking)が既定で有効で、考える深さ(effort)は low / medium / high / xhigh / max の5段から選ぶ。

💻 開発者・API 変化点

モデルID は claude-sonnet-5-5。価格は Sonnet 5 と同じ100万トークンあたり入力 $2 / 出力 $10(キャッシュ・Batch の料金も同じ)。トークナイザも Sonnet 5 と同じ。Claude API での既定 effort は high。Sonnet 5 からの破壊的変更は5つ: thinking を切るのは disabled ではなく between_tools(low〜high のみ)、tool_choice の any / tool は非対応、思考ブロックはモデルと会話に紐づき途中の編集で 400 になりうる、Claude API と Google Cloud では computer_20251124 が使えず computer_toolset_20260801 へ移行、advisor に Opus 4.8 / Opus 4.7 / Sonnet 5 を指定できない。ツール呼び出しの合間の文章は thinking ブロックで返る。プロンプトキャッシュの最小長は512トークン(Sonnet 5 は1,024)。会話途中の effort 変更(ベータ)に対応。Claude API / Amazon Bedrock / Google Cloud / Microsoft Foundry で提供。

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データソース: 各社公式発表 — 最終更新 2026.08

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