Corsair iCUE H100i RGB PRO XT
水冷AIO 240mm / iCUE H
MetaScore
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冷却性能
| タイプ | 水冷AIO |
| TDP対応 | 250W |
| 最大騒音 | 37dBA |
ラジエーター・ポンプ
| ラジエーターサイズ | 240mm |
| ファン数 | 2基 |
| ファンサイズ | 120mm |
互換性
| 対応ソケット | AM4, LGA1200 |
| RGB対応 | 対応 |
メタ
| ブランド | Corsair |
| シリーズ | iCUE H |
| 保証 | 2年 |
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1. 製品概要
Corsair iCUE H100i RGB PRO XTは、240mmクラスの水冷AIOとしてはミドルレンジ寄りの位置づけにあるCPUクーラーです。発売は2020年で、当時のCorsairらしい高い完成度と、iCUE連携を前提にした実用性が特徴です。TDP 250W対応は、一般的な空冷CPUクーラーではかなり厳しい領域まで視野に入る冷却力を示しており、Ryzen 7やCore i7クラスはもちろん、電力制限を外した高性能CPUでも運用候補になります。
一方で、ハイエンド空冷のNoctuaやbe quiet!の上位モデルと比べると、静音面ではやや不利になりやすく、「強力に冷やしたいが、空冷では不安」というユーザー向けです。ゲーム、配信、動画編集など、長時間高負荷が続く用途に向いています。
2. 冷却性能と技術特性
MetaScoreの冷却性能は63.0/100で、数値上は突出した最上位ではないものの、240mmラジエーターとしては十分に実用的な性能です。熱抵抗は不明ですが、TDP 250Wに対応できる点から、発熱の高いCPUでもサーマルスロットリングを抑えやすい設計と考えられます。実際の温度低下効果は、ケース内の吸排気環境やCPUの電力設定に左右されますが、空冷の中堅モデルよりはピーク温度を抑えやすいのが利点です。
240mmラジエーターは120mmファン2基分の面積を活かせるため、ヒートシンク単体の空冷より熱の逃がしやすさに優れます。ただし、360mm水冷AIOほどの余裕はありません。ファンの風量を確保しつつ回転数を抑えることでバランスを取るタイプですが、Corsair製らしく「冷却優先」の傾向があり、静音特化のDeepcoolやbe quiet!系モデルに対しては音質面で差が出ることがあります。
3. 静音性と日常運用
静音効率スコアは36.0/100で、ここは本機の明確な弱点です。最大騒音は37dBAで、図書館の約35dBAよりわずかに大きく、会話の60dBAよりはかなり低いレベルです。つまり、アイドル時は比較的気になりにくい一方、ゲームやレンダリングなど高負荷時にはファン音とポンプ音が意識されやすくなります。
実運用では、Corsair iCUEでファンカーブを細かく調整できるため、温度優先か静音優先かをある程度選べます。ただし、静音寄りに振ると高発熱CPUでは温度が上がりやすく、逆に冷却を優先すると騒音が増えます。静音PCを最優先するなら、Noctuaやbe quiet!の高級空冷の方が満足度は高いでしょう。本機は「必要時にしっかり冷やせること」を重視するユーザー向きです。
4. 取り付けと互換性
対応ソケットはAM4とLGA1200で、Ryzenと第10世代Core世代を中心に使いやすい構成です。現行の幅広い環境に対応するわけではないため、購入前に必ずマザーボード型番を確認してください。240mmラジエーターは、ケースの上面または前面に設置するのが一般的で、240mmラジエーター対応と明記されたケースが安心です。
注意点は、前面設置時のメモリスロット干渉や、上面設置時のVRMヒートシンクとの干渉です。特に大型メモリや背の高いヒートシンク搭載マザーでは、スペース確認が重要です。空冷よりもケース内部のレイアウト自由度は高い一方、ホース取り回しも含めた設置計画が必要になります。
5. 競合製品との比較・購入時の注意点
同価格帯の競合には、Deepcoolの240mm AIOや、Corsair以外の中級水冷AIOがあり、さらに静音重視ならNoctuaやbe quiet!の上位空冷が候補になります。H100i RGB PRO XTは、冷却力と機能性のバランスでは優秀ですが、MetaScore上は静音性が弱く、総合満足度は「冷やしたい人向け」です。
費用対効果は、RGBやiCUE制御を活かす人には高め、純粋な静音・長寿命重視ならやや不利です。価格が同程度なら、温度を下げたいか、音を抑えたいかで評価が分かれます。空冷で十分なCPUに使うとオーバースペックになりやすいので、発熱の高いCPU向けに選ぶのが賢明です。
6. よくある質問
Q1. このクーラーで何W TDPのCPUまで冷やせる?
A. 目安として250W級まで対応可能です。ただし、実際にはCPUのブースト挙動、ケースの吸排気、室温で変わります。常時高負荷なら200W前後を余裕を持って扱う用途に向いています。
Q2. AIOの寿命と故障リスクは?
A. 水冷AIOは空冷より構造が複雑で、ポンプ劣化・液漏れ・蒸発などのリスクがあります。一般的には数年単位で使えますが、長期安定性重視なら空冷の方が有利です。
Q3. ソケット対応の確認方法は?
A. CPUクーラー本体の対応ソケットだけでなく、マザーボードの型番とケースの240mmラジエーター対応可否を確認してください。特にAM4やLGA1200は見分けやすいですが、ブラケット同梱状況も要チェックです。
Q4. 静かなPCに向いている?
A. 完全な静音PCにはやや不向きです。高負荷時の37dBAは許容範囲ですが、静音特化の空冷ほどの静けさは期待しない方がよいでしょう。