メインコンテンツへスキップ
← ブログに戻る
チュートリアル2026年9月6日by K.hirano

結論、FPS感度は数値でなく振り向きcmで揃える——Apex・VALORANT・CS2の換算手順

Apex、VALORANT、CS2などの感度を振り向きcmとyaw係数から換算。eDPIが通用しない理由と、合わない時の確認順も解説します。

#FPS#感度設定#Apex Legends#VALORANT#Counter-Strike 2#cm360

こんにちは。湿度の高い日は、マウスを握る手のひらが少し汗ばんで、狙いがぶれる気がしますね。

ゲームを移るたびにエイムが崩れるなら、合わせるべきはゲーム内感度の数字ではなく、「マウスを何cm動かすと360度振り向くか」です。同じ「感度1.0」でも、ApexとVALORANTではマウスを動かしたときの回転量が違うので、数字をそのまま持ち込むと外れます。振り向きの距離で揃えれば、表記が違うゲーム同士でも通常視点の操作感を合わせられます。

検索で出てくる感度変換の表は、数値の根拠が書かれていないことが多く、換算しても合わないときに何を疑えばいいかまでは教えてくれません。迷うとしたら、たぶんここです。この記事では、Apex Legends、Counter-Strike 2、VALORANT、KovaaK's、Overwatch 2、Fortniteの感度をyaw係数(ゲームごとの「1カウントで何度回るか」の値)から自分で換算する方法と、換算後も違和感が残るときにFOV・スコープ倍率・DPIのどれから確かめるかを順に書きます。係数は2026-09-06時点でMETA-MARKの感度換算ツールが使っている値で、ゲーム側の仕様が変われば更新します。

MetaMark FPS感度変換ツール——スコープ越しにターゲットをロックした暗いシアンのバナー

バナーをクリックするとFPS感度換算ツールが開く。無料・インストール不要。

揃える基準は「感度の数字」ではなくcm/360です

cm/360(振り向きcm)は、マウスを何cm横へ動かすとゲーム内で360度回転するかを示す値です。たとえば30cm/360なら、マウスを30cm動かしてちょうど一周します。DPIとcm/360が同じなら、ゲーム内の表記が違っても、通常視点でのマウス移動量と回転量は揃います。

FPSを移るときに困るのは、感度の数字がゲーム固有だからです。Apexの感度1.0とVALORANTの感度1.0は、数字が同じでも1カウントあたりの視点回転量、つまりyaw係数が違います。数字をそのまま移すやり方は、この差を丸ごと無視してしまうんですよね。cm/360は「マウスが一定距離動いたとき、視点がどれだけ回るか」を直接表すので、ゲーム間の基準としてはこちらのほうが実用的です。

では何cmが普通なのかというと、ゲームやプレイスタイルで幅があり、一律の正解はありません。まず今のゲームでのcm/360を測り、その値を移行先へ持ち込むのが安全です。

eDPIは同じゲームの中でだけ通じる物差しです

eDPIは、マウスDPIにゲーム内感度を掛けた値です。DPIが800で感度が1.5なら、eDPIは1200。DPIを変えたときに、同じゲームの中で感度の強さを比べるには便利です。

ただ、eDPIにはゲームごとのyaw係数が入っていません。実際の回転量は、概念的には「DPI × ゲーム内感度 × yaw係数」で決まります。ApexとVALORANTでeDPIが同じでも、yaw係数が違えば、同じ距離を動かしたときの回転角度は一致しません。同一タイトル内の比較ならeDPI、タイトルをまたぐならcm/360かyaw係数を含めた換算、と使い分けてください。

換算はyaw係数の比率を掛けるだけです

同じDPIのまま、ゲームAの感度をゲームBへ移すなら、式はこれだけです。

text
ゲームBの感度
= ゲームAの感度 × ゲームAのyaw係数 ÷ ゲームBのyaw係数

cm/360で書くと、マウスの移動距離は次のようになります。2.54はインチをcmへ直すための値です。

text
cm/360
= 360 ÷ (DPI × ゲーム内感度 × yaw係数) × 2.54

DPIが同じなら、感度にこの比率を掛けるだけで通常視点のcm/360が揃います。DPIまで変える場合は、先に実際のDPIを確定させてから計算してください。

Apex・CS2・KovaaK'sは同じ係数、VALORANTは約0.314倍

ここで使うyaw係数は、META-MARKの感度換算ツールが実装で使っている値です。係数ごとに出典と確度を記録していて、この記事では確度が高いと判定したものだけを扱います。

Apex Legends、Counter-Strike 2、KovaaK'sのSourceスケールは、どれもyaw係数が0.022です。同じDPIなら、この3タイトルの間では感度を1:1で移せます。KovaaK'sは、ゲーム名だけでなくSourceスケールを選んでいることが前提です。

VALORANTは0.07で、Source系の約3.18倍。なので、Source系からVALORANTへ移すときは感度を約0.314倍に下げ、逆にVALORANTからApex、CS2、KovaaK'sへ移すときはVALORANTの感度に約3.18を掛けます。Overwatch 2は0.0066で、Source系からなら約3.333倍、VALORANTからなら約10.606倍です。Fortniteは0.005555で、X感度がパーセント表示になっており、Source系からの換算ではFortnite側の数値を約3.96倍相当にします。

ゲームAからゲームBへ移すときに、Aの感度へ掛ける比率をまとめるとこうなります。Fortniteの値はX感度の表示形式に合わせて入力してください。

変換元Apex / CS2 / KovaaK'sVALORANTOverwatch 2Fortnite
Apex / CS2 / KovaaK's1.0000.3143.3333.960
VALORANT3.1821.00010.60612.600
Overwatch 20.3000.0941.0001.188
Fortnite0.2530.0790.8421.000

たとえばApexの感度が1.2なら、VALORANTでは 1.2 × 0.022 ÷ 0.07 で約0.377です。ApexからCS2へ移すなら、yaw係数が同じなので1.2のままです。

この表は丸写し用ではなく、係数どうしの関係を確かめるためのものです。小数点以下の扱いやゲーム側の表示単位まで含めて確認したいときは、感度換算ツールで変換元と変換先を選んでください。タイトルの組み合わせごとのページもあり、ApexからVALORANTなら/tools/sensitivity/apex-to-valorantで直接見られます。

ツールに入れるのは、ゲーム2つとDPI・感度だけです

META-MARK の感度換算ページ(Apex Legends から VALORANT)。800DPI・Apex 1.5 が VALORANT 0.4714、cm/360 は 34.64cm と表示されている

Apex 1.5(800DPI)を入れると VALORANT 0.4714、振り向き 34.64cm と出る。画像をクリックすると換算ツールが開く。

ツールは6タイトルに対応していて、30通りの組み合わせページがあります。入力するのは、変換元のゲーム、変換先のゲーム、そして変換元のDPIとゲーム内感度です。

1. 変換元と変換先を選ぶ

Apexの感度をVALORANTへ移すなら、変換元にApex Legends、変換先にVALORANTを選びます。逆に選ぶと掛ける比率も逆になるので、「ApexからVALORANT」と「VALORANTからApex」を取り違えないようにしてください。

2. 実際のDPIとゲーム内感度を入れる

マウスのDPIはブラウザから読み取れません。マウスの設定ソフトに出ている現在のDPIか、マウス本体のDPI切替表示を確かめて入力します。Windowsのポインター速度だけを見てDPIを判断すると、実際の値を取り違えることがあります。

感度は、ゲーム内で設定している通常視点の値を入れます。Fortniteのようにパーセント表示のタイトルは、ツールが想定するX感度の単位を確かめてから入力してください。

3. 変換先の感度とcm/360を見る

結果画面でまず見るのは、変換先のゲーム内感度です。次にcm/360を見て、変換前と変換後で同じ値になっているかを確かめます。ここが一致していれば、yaw係数による通常視点の換算は完了です。

手計算と結果が違うときは、変換方向、DPI、感度の小数点、Fortniteのパーセント入力の順に見直してください。数字を入れ直す前に、元のゲームと先のゲームが逆になっていないかを見るだけで片づくこともあります。

それでも合わないときは、係数より先にFOV・ADS倍率・DPIを疑います

yaw係数でcm/360を揃えても、実際に遊ぶと同じに感じないことがあります。そこで換算式が間違っていると決めつける前に、視野角、ADSやスコープ倍率、DPIの順で切り分けます。

FOVが違うと、同じcm/360でも見え方が変わります

cm/360が揃えるのは、主にマウス移動に対する視点の回転量です。FOV(視野角)が違うと、同じ角度だけ回っても、画面の中を横切る敵の動きや周りの見える範囲が変わります。ApexとVALORANTのように標準FOVや設定のしかたが違うタイトルでは、通常視点のcm/360が一致していても、敵の見え方までは同じになりません。

換算後に「振り向きは同じなのに追いにくい」と感じたら、まず両方のFOV設定と、そのゲームでのFOVの定義を確かめます。FOVに一律の推奨値を当てはめるより、移行前後の設定を記録して見比べるほうが安全です。

ADS・スコープ倍率は通常視点とは別の問題です

通常視点のcm/360を揃えても、ADSやスコープ中の感度倍率まで同じになるとは限りません。倍率の計算方法、倍率ごとの個別設定、視野角との関係がゲームごとに違うからです。META-MARKのツールが揃えるのも通常視点(腰撃ち)のcm/360だけで、ADSやスコープ倍率は換算できません。

射撃のときだけ違和感が出るなら、通常視点の感度ではなく、ADS感度倍率や各スコープの倍率を見ます。ここで通常視点の感度をさらに動かすと、腰だめの振り向きまで崩れるので、原因を分けて調整してください。モニター距離係数を使う設定もありますが、これはcm/360を揃える計算とは別の基準です。

DPIの取り違えは、計算が正しくても全体をずらします

ツールは入力されたDPIを前提に計算します。マウスのプロファイルが切り替わっていたり、設定ソフト上のDPIと実際に使っているDPIが違ったりすると、結果のcm/360も手元の操作と合いません。

DPI切替ボタンのあるマウスでは、ゲーム起動時のプロファイル、オンボードメモリ、設定ソフトの常駐状態を確かめます。DPIはWebページ側から読み取れないので、ツールが自動で補正することはできません。なお、DPIを意図して変えたときは、cm/360を保つならDPIを2倍にしたらゲーム内感度を半分にします。ツールにDPIと感度を入れ直せば、同じcm/360になる感度が出ます。

最後は数字ではなく、実際の移動距離で確かめます

換算結果をゲームへ入れたら、マウスパッドの上で開始位置を決め、同じ方向へマウスを動かして360度回るかを確かめます。測るときは、マウスを持ち上げて戻す動作を含めず、センサーが実際に読み取った横移動の距離だけを見ます。

条件を揃えておくと、原因の切り分けがぐっと楽になります。

  • 同じDPI、同じポーリングレート、同じ通常視点感度を使う
  • ゲーム内のFOVとADS・スコープ倍率を記録する
  • 変換前後のcm/360を測り、射撃時の違和感とは分けて判断する

実測値が大きく違うなら、まずDPIと入力した感度を見直します。cm/360は近いのに見た目の違和感だけが残るなら、FOVや倍率設定の差を調べます。この順番なら、yaw係数を何度も疑って設定の沼にはまることは少なくなります。

私見:最初に揃えるのは「通常視点の移動量」だけでいい

ゲームを移るたびにFOVやADSまで一度に合わせようとすると、何が効いたのか分からなくなります。私はまず通常視点のcm/360を固定し、そのあとFOVと射撃時の倍率を別々に確かめるやり方が、再現性を作りやすいと考えています。

特にApex・CS2・KovaaK'sはyaw係数が同じなので、同じDPIなら感度をそのまま移せます。VALORANTだけはSource系の感覚で数字を持ち込むと大きく外れるので、約0.314倍への変換を起点にしたほうが判断しやすいはずです。

「換算したのに合わない」というときは、計算をやり直す前に、DPI・FOV・ADS倍率を分けて確かめてみてください。数字を揃える作業と、画面の見え方を揃える作業は、同じではありません。

この換算が保証する範囲と、係数の出どころ

この記事の換算は、各ゲームの通常視点のyaw係数を使い、同じDPIでcm/360を合わせる方法です。ゲーム側の仕様変更、入力方式の変更、感度スケールの変更があれば、係数や結果が変わる可能性があります。FOV、ADS・スコープ倍率、モニター距離係数は、ゲームごとに設定方式が違うため、換算後の射撃感覚まで一つの数字で統一することはできません。

取り違えやすいのは2点です。KovaaK'sの値はSourceスケールを使う場合のもの。FortniteはX感度がパーセント表示なので、入力単位を間違えると見た目だけでなく結果も大きくずれます。

係数は、META-MARKの感度換算ツールの実装で使っている値(各係数に出典と確度を記録し、確度が高いものだけ)です。Apex Legends、Counter-Strike 2、KovaaK'sは0.022、VALORANTは0.07、Overwatch 2は0.0066、Fortniteは0.005555。記事中の比率と例はこの係数で計算し直しています。換算ページはMETA-MARKの感度換算ツールで、Apex Legends、Counter-Strike 2、VALORANT、KovaaK's、Overwatch 2、Fortniteの6タイトル・30通りの組み合わせページがあります。プロ選手の設定値やADS倍率の推奨値は、一次情報ではないので載せていません。

参考リンク

  • META-MARK 感度換算ツール
  • ApexからVALORANTへの感度換算ページ

この記事を書いた人

HW系エンジニアとして20年以上、10,000件を超える顧客訪問と2,000件を超える単独ソリューション実績。AIツールを使った個人開発やIoT農園など、Raspberry Piを使ったオートメーション化なども実践中です!エンジニア専門結婚相談所も運営中、ClaudeCodeで解決できない心の課題も解決いたします!

META-MARK × AI

ローカルAIを動かすGPU、ちゃんと選べていますか?

VRAM・性能・コスパをMetaScoreで数値化。AIアプリ別の推奨ハードウェア要件も確認できます。