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ARCTIC

ARCTIC Liquid Freezer III 240

水冷AIO 240mm / Liquid Freezer III

MetaScore

冷却性能
84.0
静音効率
75.0
コスパ
100.0
TDP対応300W
騒音22.5dBA
熱抵抗0.095°C/W
参考価格(楽天市場)

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冷却性能

タイプ水冷AIO
TDP対応300W
熱抵抗0.095°C/W
最大騒音22.5dBA

ラジエーター・ポンプ

ラジエーターサイズ240mm
ラジエーター厚さ38mm
ポンプ最大回転数2000rpm
ファン数2
ファンサイズ120mm

互換性

対応ソケットAM4, AM5, LGA1700, LGA1851
RGB対応非対応

メタ

ブランドARCTIC
シリーズLiquid Freezer III
保証6

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1. 製品概要

ARCTIC Liquid Freezer III 240は、240mmクラスの水冷AIOの中でも、冷却性能を重視したミドルレンジ上位に位置するCPUクーラーです。発売は2023年で、AM4/AM5、LGA1700/LGA1851に対応し、最新世代のAMD・Intel環境を幅広くカバーします。TDP 300W対応という数値は、一般的な空冷CPUクーラーではかなり厳しい領域まで視野に入るレベルで、Core i7/i9やRyzen 7/9の高負荷運用にも強いことを示します。とくに、ゲームだけでなく動画編集、配信、長時間レンダリングのような持続負荷を想定するユーザーに向いています。静音優先の超低回転モデルというより、冷却性能をしっかり確保しつつ、実用域での騒音を抑えたAIOとして選びやすい製品です。

2. 冷却性能と技術特性

本機の熱抵抗0.095°C/Wは、単純計算でも冷却力の高さを示します。たとえばCPU側から100Wの熱を受けた場合、理論上の温度上昇は約9.5℃分に抑えられる計算で、150Wなら約14.3℃、200Wでも約19℃程度が目安になります。もちろん実際は室温やCPUの発熱特性、グリスの状態で変動しますが、高発熱CPUでも温度頭打ちを起こしにくいのが強みです。
また、240mmラジエーターは120mmファン2基の構成ながら、空冷より放熱面積を確保しやすく、ケース内の熱をCPUソケット周辺から遠ざけられます。さらに38mm厚ラジエーターは一般的な27mm厚よりも容量に余裕があり、熱を受け止める面積と水量のメリットが期待できます。ファンは120mm×2基で、風量を稼ぎやすい一方、低回転域では十分に静かです。Noctuaの高級空冷やbe quiet!の静音空冷と比べると、絶対静音では劣る場面もありますが、高負荷時の冷却余裕はAIOの優位性が出やすい設計です。Deepcool系の240mm水冷と比べても、放熱の余力を感じやすいタイプと言えます。

3. 静音性と日常運用

公称最大騒音22.5dBAは、かなり静かな部類です。目安として図書館が約35dBA、普通の会話が約60dBAなので、22.5dBAは机上では十分に控えめで、アイドル時や軽作業ではほとんど気にならない可能性が高いです。実際にはケースの防音性や室内ノイズに埋もれやすく、Web閲覧、Office作業、動画視聴程度なら静音PCとして成立しやすいでしょう。
一方で、高負荷時はファン回転数が上がるため、騒音は確実に増えます。とはいえ240mm水冷の利点は、同じ温度を空冷より低い回転数で維持しやすいことです。つまり、短時間のブーストや連続レンダリングでも、極端なうなり音に達しにくいのが長所です。静音最優先でNoctuaやbe quiet!の大型空冷を好む人もいますが、高TDP CPUでの安定運用まで考えるなら、本機の静音性は十分実用的です。

4. 取り付けと互換性

対応ソケットはAM4、AM5、LGA1700、LGA1851で、現行の主要プラットフォームを広く網羅しています。AMD/Intelどちらでも使いやすく、将来的な組み替えにも対応しやすいのが魅力です。
ただし、240mmラジエーターはケース側の余裕が重要です。上面に取り付ける場合は、ケース天板の厚み、VRMヒートシンク、メモリ高さとの干渉を確認してください。前面設置ならメモリ干渉は減りますが、GPU長との兼ね合いが出ます。特に38mm厚ラジエーターは通常より厚いため、狭いミドルタワーでは注意が必要です。購入前に「240mmラジエーター対応」だけでなく、「厚み38mm級に対応するか」を確認すると失敗しにくいです。

5. 競合製品との比較・購入時の注意点

同価格帯の240mm水冷AIOとしては、Deepcool、Corsair、NZXT、Cooler Masterなどが競合になります。ARCTIC Liquid Freezer III 240は、派手なRGBや付加機能よりも、冷却効率と実用性に寄せた設計が特徴です。空冷のハイエンド、たとえばNoctuaやbe quiet!の大型クーラーと比較すると、設置自由度や高発熱CPUへの余裕で優位な場面があります。
費用対効果はかなり高めですが、コスパスコアがN/Aである通り、価格変動によって評価がぶれやすい点は注意です。購入時は、空冷CPUクーラーで十分なCPUか、あるいは水冷AIOが必要な発熱クラスかを見極めると満足度が上がります。高性能CPUを低温で使いたい人には有力、軽作業中心なら過剰という整理が妥当です。

6. よくある質問

Q1. このクーラーで何W TDPのCPUまで冷やせる?

公称はTDP 300W対応なので、理屈上はかなり高発熱のCPUまで対応できます。実運用では、CPUの電力制御やケースエアフロー次第ですが、200W前後の長時間負荷なら余裕が出やすく、300W級は高めの回転数を許容する前提で考えるのが現実的です。空冷より明確に有利です。

Q2. AIOの寿命と故障リスクは?

水冷AIOは空冷より構造が複雑で、ポンプ摩耗、液体の経年変化、微小な液漏れリスクがあります。一般に数年単位で使える製品が多いですが、長期安定性だけを見ると空冷が有利です。とはいえ、定期的な異音確認と埃清掃を行えば、実用寿命をしっかり伸ばせます。

Q3. ソケット対応はどう確認すればいい?

CPU側のソケット名を確認し、AM4 / AM5 / LGA1700 / LGA1851のいずれかに該当するかを見ます。マザーボード型番だけでなく、CPU世代とソケット形状の両方を確認するのが確実です。とくにIntelは世代移行でソケットが変わるため注意してください。

Q4. 静音PC向きですか?

はい、軽負荷ではかなり静かです。絶対静音を最優先するなら大型空冷も候補ですが、高負荷時の温度管理まで含めると本機はバランスが良いです。静音性と冷却性能の両立を求めるユーザーに向いています。