NVMe SSDのGen3・Gen4・Gen5の違いは本当にわかるのか?12,400MB/sのGen5を前にした私の考察をお届けします。
Gen5のSSDが12,400MB/sの読み込み速度を出す、という数字を見たとき、「それ、日常で使い切れるのか」という疑問が先に来た。
HW系の仕事をしていると、スペック表の数字とボトルネックの位置が噛み合っているかどうかを確認する癖がつく。SSDに限らず、速い部品を入れても別の箇所が詰まっていれば体感は変わらない。
| 世代 | 読み込み速度目安 | 書き込み速度目安 |
|---|---|---|
| Gen3 NVMe | 〜3,500 MB/s | 〜3,000 MB/s |
| Gen4 NVMe | 〜7,000 MB/s | 〜6,500 MB/s |
| Gen5 NVMe | 〜12,400 MB/s | 〜11,800 MB/s |
数字だけ見るとGen5は圧倒的だ。ただし、この速度が実際の作業に反映されるかどうかは別の話だ。
ゲームのロード時間を例にする。ゲームデータはSSDから読み込まれた後、DRAM→CPU→GPUと転送される。このパイプラインにおいて、Gen3とGen4の差はほぼゲームロード時間に現れない。実際のボトルネックはSSDの読み込み速度ではなく、CPU処理やGPUへの転送速度にある場合がほとんどだ。
動画編集(4K・8K)や大容量ファイルの連続転送作業では差が出てくる。ただしこの場合も、RAMキャッシュに収まる範囲の処理であれば体感差は小さい。Gen5が本領を発揮するのは、SSDとの連続的な読み書きが作業の律速になる用途——主に業務用の映像制作・データ解析環境だ。
Gen4への移行は、Gen3から変えるなら体感差が出やすい。Gen4→Gen5は、用途が限定的でなければ価格差分の価値を回収しにくい。
製品の世代・速度・コスパ比較はSSDランキングで確認できる。
情報の鮮度: この記事は 2026年3月時点の情報をもとに執筆しています。
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