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チュートリアル2026年3月5日by K.hirano

4桁の数字で世代が分かる——Intel・AMD・Radeonの命名規則を表で整理した

CPUとGPUの型番4桁の読み方を解説。Ryzen 9000/7000系、Radeon RX 9000系、Intel Core Ultra 200系、RTX 50/40系の世代体系を一覧表で整理した。

#CPU#GPU#AMD#Intel#NVIDIA#radeon

CPUとGPUの型番4桁の「千の位」が世代を示す。Ryzen 9000系=Zen 5世代、Radeon RX 9000系=RDNA 4世代、RTX 5000系=Blackwell世代。Intel は Core Ultra 200系に移行済み。「千の位が大きい=新世代」と覚えるだけで型番比較の8割は解決する。

「Ryzen 5 9600XとRyzen 5 7600X、どっちが新しい?」

正直に言います。型番を見ただけで世代が判断できない人は、かなりいる。

CPUの型番に並ぶ4桁の数字には、ちゃんとルールがある。わかれば10秒で判断できる。わからないままでいると「新しそうな名前」に流される。メーカーも毎世代似た型番を出し続けているので、ルールを一度整理しておく価値がある。AMD・Intel・NVIDIA各社の公式ラインナップをもとに整理した。

最終更新:2026年3月|対象世代:Ryzen 9000系・Radeon RX 9000系・Intel Core Ultra 200系・RTX 5000系

AMD Ryzen CPUの世代の読み方

Ryzenの型番は「Ryzen [グレード] [4桁数字][サフィックス]」という構造になっている。

この4桁の「千の位」が世代を、「百の位」がグレードを示している。

千の位世代アーキテクチャ発売時期
1xxx第1世代Zen2017年
2xxx第2世代Zen+2018年
3xxx第3世代Zen 22019年
5xxx第5世代Zen 32020年(4はスキップ)
7xxx第7世代Zen 42022年(6はスキップ)
9xxx第9世代Zen 52024年(8はスキップ)

偶数世代がスキップされているのはAMDの命名上の特徴だ。理由は諸説あるが、ともかく「千の位が大きいほど新世代」と覚えておけばいい。

百の位はグレードを表す。

百の位グレード
1xxエントリー帯
3xx〜4xxRyzen 3〜5中間
6xxRyzen 5
7xxRyzen 7
9xxRyzen 9(最上位)

「Ryzen 5 9600X」なら、千の位=9(Zen 5世代)、百の位=6(Ryzen 5グレード相当)、末尾=X(高クロック版)と読める。

AMD Radeon GPUの世代の読み方

Radeonは「RX [4桁数字][サフィックス]」の形式。同じく千の位が世代を示す。

千の位世代アーキテクチャ発売時期
6xxxRDNA 22020年
7xxxRDNA 32022年
9xxxRDNA 42025年

百の位がグレード(大きいほど上位)。RX 9070はRDNA 4世代のミドル帯、RX 9070 XTは同世代の上位版という読み方になる。

サフィックス(XT・XTX・GRE等)の意味については別記事で整理している。

→ X3DとXTは何が違う?CPUとGPUの型番に隠れた意味を全部調べた

Intel CPUの世代の読み方

Intelは少しクセがある。従来の「Core i5-12600K」系と、新しい「Core Ultra 200」系で体系が変わっているからだ。

従来体系(〜第14世代)

先頭2桁世代アーキテクチャ
12xxx第12世代Alder Lake
13xxx第13世代Raptor Lake
14xxx第14世代Raptor Lake Refresh

「Core i7-14700K」なら第14世代のi7グレード。4桁の先頭2桁が世代、後半2桁がグレード内バリエーションになっている。

新体系(Core Ultra 200系)

2024年以降、IntelはCore Ultraという名称に移行した。

型番シリーズ向けアーキテクチャ
Core Ultra 200Vモバイル・薄型Lunar Lake
Core Ultra 200SデスクトップArrow Lake
Core Ultra 200H高性能モバイルArrow Lake-H

「Core Ultra 5 245K」のように「Ultra」がついていれば新体系だとわかる。旧体系のi5との混在が続いているため、型番だけで判断せずアーキテクチャ名も確認するほうが安全だ。

NVIDIA GeForce RTXの世代の読み方

RTXは「RTX [4桁数字][サフィックス]」形式。千の位が世代を示す。

千の位世代アーキテクチャ発売時期
3xxxRTX 30シリーズAmpere2020年
4xxxRTX 40シリーズAda Lovelace2022年
5xxxRTX 50シリーズBlackwell2025年

百の位がグレード。RTX 5070 Tiであれば5000系(Blackwell)の中上位帯+Ti上位版という読み方になる。

まとめ:4桁の「千の位」で世代を判断する

メーカー千の位の意味現行最新世代
AMD Ryzen CPU世代番号(9xxx = Zen 5)9000系
AMD Radeon GPU世代番号(9xxx = RDNA 4)9000系
Intel(旧体系)世代番号(14xxx = 第14世代)Core Ultra 200系に移行
NVIDIA RTX世代番号(5xxx = Blackwell)5000系

「同じ千の位(世代)なら、百の位が大きいほど上位グレード」というルールはどのメーカーでも概ね共通だ。

IntelとAMDのグレード体系の違い(i9とRyzen 9は同格か?)については別記事で詳しく比較している。

→ Intel Core i9とRyzen 9、型番が似ているようで全然違う——世代の読み方を比較した

型番を正確に読む習慣がつくと、スペック表を見るスピードが上がる。宣伝コピーより、型番の方が正直だ。

よくある質問

Q. AMDが偶数世代(4000・6000・8000)をスキップしている理由は?

公式には明言されていないが、モバイル向けCPUと混在を避けるための命名上の整理という見方が多い。たとえばRyzen 4000番台・6000番台はモバイル向けとして使われている。混乱を招く原因になっているのは事実で、型番だけで「世代」を判断する際は注意が必要だ。

Q. RTX 4090とRTX 5070、数字が大きいのはどちらが性能が高い?

世代が違う場合は、千の位(世代番号)を優先して判断する。RTX 5070は5000系(Blackwell)でRTX 4090より新世代だが、グレードが違うため単純な逆転は起きない。実際には5000系上位(5080・5090)がRTX 4090を上回る性能だ。異なる世代間の比較はベンチマーク数値を確認するのが確実。

Q. Intel Core Ultra への移行はいつ完了する予定ですか?

2026年時点ではまだ旧体系(Core i5/i7/i9)と新体系(Core Ultra)が混在している。IntelはCore Ultra体系への完全移行を進めているが、旧体系CPUも市場に流通し続けているため、購入時は型番と世代名を両方確認するのが確実だ。

型番の全体像(千の位+百の位+サフィックス)を読めるようになると、スペック表の情報量が一気に増える。20年仕事してきて、数字の方が信用できると思う場面は多い。

この記事を書いた人

HW系エンジニアとして20年以上、10,000件を超える顧客訪問と2,000件を超える単独ソリューション実績。AIツールを使った個人開発やIoT農園など、Raspberry Piを使ったオートメーション化なども実践中です!エンジニア専門結婚相談所も運営中、ClaudeCodeで解決できない心の課題も解決いたします!

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