Claude CodeとCursorを実際に使い込んだHWエンジニアが「書く」から「判断する」への変化を語る。AIコーディングが便利な理由と、依存する危険を正直に解説。
この記事の結論(2分で読める要約)
情報の鮮度: 2026年2月時点の観察をもとに記述
このプロダクトを動かしているコードの大半は、私が書いたものではない。
Claude CodeとCursorが書いた。それでも動いている。これは事実だ。
2022年頃からAIコーディングツールを使い始めた。最初はGitHub Copilotの補完程度だったが、LLMが本格的にIDEに統合されてから、作業の質が変わった。
Cursorは、コードベース全体のコンテキストを理解した上で編集・生成を行う。「このファイルのこの関数を、Supabaseのリアルタイムサブスクリプションを使って書き直してほしい」という指示が、そのまま動くコードになる確率が飛躍的に上がった。
Claude Codeはさらに進んでいる。ターミナルから直接コードを読み、実行し、エラーに対応し、テストを書く。何をするか指示すれば、あとは勝手に進む。
最初は半信半疑だったが、今は「自分が手を動かすべき場所」の判断基準が変わった。
AIがコードを書いても、以下は残る。
特にコードレビューが重い。コードを書く時間が減った分、レビューに使う時間は増えている感覚がある。
正直に言うと、私自身も最初は「動けばいい」という感覚でいた。
問題が出たのは深夜だった。AIが書いたコードの一箇所が想定外の動きをしていた。何をしているかを読もうとして、初めて「あ、ここをちゃんと確認していなかった」と気づく。動いているうちは問題が見えない。問題が出てから読もうとすると、意図がわからなくて手が止まる。
出力を流し込むだけでは、「使っている」のではなく「使われている」になる。そのことを、失敗してから実感した。
Q: Claude CodeとCursorはどう使い分けるの? A: Claude Codeはターミナル・CLIベースで自律的な実行まで対応。Cursorはエディタ統合でコードを書きながら即座にAI補完・編集を使いたい場合に向く。用途によって併用することも多い。
Q: コードが書けなくてもAIコーディングツールは使えるの? A: 使える。ただ、私の経験では「出力を眺めて何かおかしいと気づける」感覚があるかどうかで、後々の手間がかなり変わる。「書ける」は必須ではないが、「読める」と「違和感を持てる」はあったほうがいい。
Q: 今から「書ける」スキルを身につけるべき? A: 状況による。プロとして開発するなら基礎は必要。ただし、AIとの協業が前提なら「完璧に書ける」より「正しく判断できる」スキルのほうが投資対効果は高いかもしれない。
コードを書く時間が減り、判断する時間が増えた。
それが楽になったかというと、単純にそうとは言えない。判断の精度に責任がかかるようになった分、別の種類の重さがある。
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