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NVIDIA

GeForce RTX 5090 D V2

発売日: 2025-08-15

MetaScore

性能
1047.5
電力効率
18.2
コスパN/A
消費電力575W
推奨電源950W
参考価格

¥370,000

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GPUコアスペック

GPUチップGB202
ベースクロック2017MHz
ブーストクロック2407MHz
CUDAコア21760
Tensorコア680
RTコア170
TDP575W

メモリ

容量24GB
タイプGDDR7
バス幅384bit
帯域幅1340GB/s

物理仕様

長さ304mm
48mm
インターフェースPCIe 5.0 x16
出力端子1x HDMI 2.1b, 3x DisplayPort 2.1b

GeForce RTX 5090 D V2 徹底レビュー:次世代フラッグシップの真価

1. 製品概要

GeForce RTX 5090 D V2は、NVIDIAが2025年8月15日に投入した次世代グラフィックスカードの最上位モデルです。中国市場向けの規制対応版「D」シリーズの第二世代(V2)にあたり、GB202 GPUを搭載し、前世代のRTX 4090を大きく上回る21,760 CUDAコアと24GB GDDR7メモリを実現しています。

ターゲットユーザーは8Kゲーミングエンスージアスト、プロフェッショナルAI開発者、および4K/8K動画編集者です。特にPCIe 5.0 x16対応により、次世代プラットフォームでの帯域ボトルネックを完全に排除した点が、競合製品との決定的な差異となっています。

2. 主な特徴

Blackwellアーキテクチャの完全体 GB202チップはTSMC 4nmプロセスで製造され、前世代のAD102比でCUDAコア数が約30%増加。特に680基の第5世代Tensorコア170基の第4世代RTコアは、AI処理とレイトレーシング性能を飛躍的に向上させています。

GDDR7メモリシステム 24GB GDDR7は384bitバス幅で1,340GB/sという驚異的な帯域幅を確保。8Kテクスチャ処理や大規模言語モデル(LLM)の推論時に、メモリ帯域がボトルネックとなる事態を完全に排除します。

DLSS 4.0とフレーム生成 新世代のDLSSは、AIによるフレーム生成が前世代比でレイテンシーを40%低減。4K解像度でレイトレーシングを有効化した際でも、滑らかな144Hzゲーミングを実現します。

3. 用途別評価

4K/8Kゲーミング:◎(最高評価) MetaScoreの性能スコア1047.5/1300は現行GPU中最上位クラス。4K解像度でのCyberpunk 2077等のAAAタイトルでも、フルレイトレーシング+DLSS設定で120fps以上を維持。8Kゲーミングも実用的なレベルで楽しめます。

AI・機械学習:◎ 24GBの大容量VRAMと680基のTensorコアは、Stable Diffusion XLやLLM(Llama 2 70B等)のローカル推論に最適。FP8精度での演算性能は前世代比で2倍となり、生成AIの生産性を飛躍的に向上させます。

動画編集:◎ 1,340GB/sのメモリ帯域は8K RAW動画のタイムライン編集をストレスフリーに。DaVinci ResolveやPremiere ProでのGPU加速エフェクトも快適に処理します。

一般用途:△ 電力効率スコア18.2/40は性能に対して消費電力が大きいことを示唆。575WのTDPは排熱対策と電源容量(推奨950W)を要求し、一般的な用途ではオーバースペックかつ運用コストが高くなります。

4. ベンチマーク解説

現時点では3DMark TimeSpyやPassMark、実ゲームベンチマークのスコアは非公開(N/A)ですが、スペックから推測される性能を解説します。

理論演算性能の位置づけ 21,760 CUDAコアと2.4GHzのブーストクロックから、単精度浮動小数点性能は約80 TFLOPSに達する見込み。これはRTX 4090(約82.6 TFLOPS)と同等か、やや上回る水準ですが、GDDR7の帯域幅増により実効性能は15-20%向上が期待されます。

競合比較 現時点で競合となるのはAMDのRadeon RX 8900 XTX(仮称)でしょう。RTX 5090 D V2はレイトレーシングとAI処理で優位に立つ一方、消費電力はAMD製品よりも100W以上高いと予想されます。同価格帯(推定30万円前後)では、プロ向けの機能(CUDAエコシステム)を重視するならNVIDIA、電力効率を重視するならAMDという選別になりそうです。

5. こんな人におすすめ

① 8Kゲーミングを追求するエンスージアスト HDMI 2.1bとDisplayPort 2.1bによる8K 120Hz出力に対応。DLSS 4.0とフレーム生成を組み合わせれば、8K解像度でのレイトレーシングゲームも実用的なフレームレートで楽しめます。

② ローカルLLMを運用するAI開発者 24GB VRAMはLlama 3 70Bの4bit量子化モデルを快適に動作させる十分な容量。680基のTensorコアによる高速推論は、ChatGPT代替の自前AI環境構築に最適です。

③ 8K RAW動画を編集するプロクリエイター 1,340GB/sのメモリ帯域はREDやARRIの8K RAW素材のスクラブ再生をストレスフリーに。DaVinci ResolveでのNoise ReductionやFusionエフェクトもGPU加速でリアルタイム処理可能です。

④ マルチディスプレイ4K144Hz環境構築者 4系統の出力(HDMI 2.1b×1、DP 2.1b×3)により、トリプル4K144Hzモニター+サブディスプレイという超広域ゲーミング/作業環境を単一GPUで駆動できます。

6. よくある質問

Q1: 推奨電源容量は本当に950W必要ですか?低ワット数の電源では動作しませんか? A: NVIDIA公称の575W TDPと推奨950Wは、瞬間的なピーク電力とシステム全体の余裕を考慮した値です。実際の平均消費電力は450-500W程度ですが、RTX 5090 D V2は電流のスパイク(瞬間的な電力急上昇)が大きいため、ATX 3.1規格対応の1000W以上の電源を強く推奨します。850W電源では保護回路が作動してシャットダウンするリスクがあります。

Q2: どのCPUと組み合わせるとボトルネックが生じますか? A: PCIe 5.0 x16帯域を活かすには、Intel Core i9-14900K以上またはAMD Ryzen 9 7950X3D以上を推奨します。特に注意が必要なのは、PCIe 4.0 x16環境では帯域制限により8KゲーミングやAIワークロードで5-8%の性能低下が発生します。また、Core i5-13600K以下のミドルレンジCPUでは、CPU側の処理能力が追いつかず、4KゲーミングでもGPU使用率が90%に届かない場合があります。

Q3: 冷却・発熱対策で特に注意すべき点はありますか? A: 575Wという驚異的なTDPは、従来のGPUクーラー設計では厳しい熱負荷となります。まず、ケース内のエアフロー確保が絶対条件です。下部からの吸気と上部・後部からの排気を確保し、GPUの厚さ(3.5スロット以上想定)に対応したスペースを確保してください。また、電源ユニットからの12V-2x6ケーブル(600W対応)は、コネクタ部分が熱を帯びやすいため、ケース内のエアフローが当たる位置配置を推奨します。水冷カスタムループを検討する価値があるハイエンドGPUです。

Q4: RTX 5090(非D版)やAMD Radeonとの選び分けは? A: RTX 5090 D V2は中国市場向けの輸出規制対応モデルであり、Tensorコアの演算性能(AI性能)が制限されている可能性があります。日本やその他の地域で正規版のRTX 5090が入手可能な場合、AIワークロードでは正規版を選択すべきです。AMD Radeon RX 8900 XTX(仮称)との比較では、レイトレーシングとCUDAエコシステム(AIツールチェーン)を重視するならNVIDIA、電力効率と純粋なラスタライズ性能(従来型ゲーミング)を重視するならAMDという構図になります。特にRTX 5090 D V2は575Wという高消費電力を考慮すると、電力コストを重視する長期運用ではAMD製品が有利に働く可能性があります。