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NVIDIA

GeForce RTX 5090

発売日: 2025-01-30

MetaScore

性能
1047.5
電力効率
18.2
コスパN/A
消費電力575W
推奨電源950W
参考価格

¥378,000

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GPUコアスペック

GPUチップGB202
ベースクロック2017MHz
ブーストクロック2407MHz
CUDAコア21760
Tensorコア680
RTコア170
TDP575W

メモリ

容量32GB
タイプGDDR7
バス幅512bit
帯域幅1790GB/s

物理仕様

長さ304mm
40mm
インターフェースPCIe 5.0 x16
出力端子1x HDMI 2.1b, 3x DisplayPort 2.1b

1. 製品概要

NVIDIA GeForce RTX 5090は、2025年1月30日に発売された次世代フラグシップGPUであり、現時点で最も高性能なコンシューマーグラフィックスカードとして市場の頂点に位置づけられています。GB202 GPUチップを採用し、前世代のRTX 4090から大幅にスペックが向上した本製品は、4K~8K高解像度ゲーミングやプロフェッショナルなクリエイティブワークを志向するハイエンドユーザー・エンスージアスト層をターゲットとしています。

最大の違いは、GDDR7メモリへの移行とPCIe 5.0インターフェースの対応です。32GBのVRAMと1790GB/sという驚異的なメモリ帯域幅は、従来のGDDR6X比で大幅な性能向上を実現し、8Kテクスチャ処理や大規模AIモデルの実行において圧倒的な優位性を築いています。ただし、TDP 575Wという高い消費電力と、N/A(評価不能)とされたコスパスコアが示す通り、電力効率や価格を度外視した純粋な性能追求型の製品であることは留意が必要です。

2. 主な特徴

Blackwellアーキテクチャの進化

RTX 5090の中核となるGB202チップは、NVIDIAの最新アーキテクチャを採用。CUDAコア21,760基、Tensorコア680基、RTコア170基という膨大な演算ユニットを搭載し、ブーストクロック2,407MHzで動作します。特にレイトレーシング性能は前世代比で大幅に向上しており、リアルタイムパストレーシングによる映画級の映像表現が可能となっています。

AI性能とDLSSの強化

680基の第5世代Tensorコアは、生成AIタスクの高速化に大きく貢献します。最新のDLSS(Deep Learning Super Sampling)技術との組み合わせにより、4K解像度でのフレーム生成時でも高画質を維持しつつ、レイトレーシング負荷下でも快適なfpsを確保。Stable DiffusionやLLM(大規模言語モデル)のローカル実行においても、32GBの広大なVRAMがモデルサイズの制約を大幅に緩和します。

メモリシステムの革新的強化

512bitバス幅を持つ32GB GDDR7メモリは、帯域幅1,790GB/sという史上最高速度を記録。8K動画編集や複雑な3Dレンダリングにおいて、メモリ容量と速度の両面でボトルネックを解消します。PCIe 5.0 x16対応により、CPUとのデータ転送速度も飛躍的に向上し、次世代ゲームのストリーミング処理に最適化されています。

3. 用途別評価

4Kゲーミング: ◎(最高評価) MetaScore性能スコア1,047.5/1,300という圧倒的な数値は、4K解像度・最高画質設定において現行タイトルを問題なく駆動できることを示唆しています。レイトレーシング対応タイトルでもDLSSと組み合わせることで、144Hz以上の高リフレッシュレート実現が可能です。

AI・機械学習: ◎ 32GBのVRAMは、現行の生成AIモデル(Stable Diffusion XL、LLaMA 2 70Bなど)をフルローカル実行するのに十分な容量。680基のTensorコアによる高速演算により、画像生成や推論処理の待ち時間を劇的に短縮できます。

動画編集・3Dレンダリング: ◎ 1,790GB/sのメモリ帯域幅は、8K RAW動画のタイムライン編集や複雑なシーンのプレビューにおいてストレスフリーな作業環境を提供。DaVinci ResolveやBlenderなどのGPU-acceleratedアプリケーションで顕著なパフォーマンス向上が見込まれます。

一般用途・省電力重視: △ 電力効率スコア18.2/40と低い数値は、性能最大化のため電力効率をある程度犠牲にしていることを示しています。575WのTDPは常用に際して高い電力コストを伴うため、軽作業向けではオーバースペック・オーバーストローブとなります。

4. ベンチマーク解説

現時点で具体的なベンチマーク数値(3DMark TimeSpy、PassMark、Cyberpunk 2077 FPS)が公開されていないため、スペックからの理論値による考察となります。CUDAコア数21,760基とGDDR7の帯域幅1,790GB/sは、前世代RTX 4090(16,384基、1,008GB/s)と比較して理論上30~50%の性能向上が見込まれます。

特にPCIe 5.0対応は、次世代CPU(Intel Core UltraシリーズやAMD Ryzen 9000シリーズ)との組み合わせにより、従来のPCIe 4.0環境ではボトルネックとなっていたデータ転送を高速化。4K解像度においては、競合製品との差を大きく広げるポイントとなるでしょう。ただし、電力効率の低さから「ワットあたりの性能」では中級GPUに劣るため、純粋なトップ性能追求以外のユーザーには推奨されません

5. こんな人におすすめ

① 4K/8Kハイリフレッシュゲーミングを追求するユーザー 144Hz以上の4Kモニターまたは8Kディスプレイを所有し、最新AAAタイトルを最高画質で楽みたいハードコアゲーマー。レイトレーシングを有効化した状態でも120fps以上を維持したい方に最適です。

② 生成AIクリエイター・開発者 Stable DiffusionやMidjourneyローカル版、大規模言語モデルのファインチューニングを行うクリエイター。32GB VRAMは、ControlNetや複数モデルの並列実行時のメモリ不足を解消し、業務効率の向上に直結します。

③ 8K動画編集・VFXプロフェッショナル DaVinci ResolveやAdobe Premiere Proで8K RED RAWやBlackmagic RAWを編集する映像制作プロ。タイムラインのスクラブ操作やエフェクト適用時のラグを完全に排除したい方。

④ 次世代PC構築を見据えるエンスージアスト PCIe 5.0やATX 3.1電源規格を採用した最新プラットフォームを構築し、5年先を見据えた最強マシンを目指すユーザー。将来のゲームエンジンやアプリケーションへの投資として有効です。

6. よくある質問

Q: 推奨電源容量は本当に950W必要ですか? A: NVIDIA公称の推奨電源は950Wですが、これはTDP 575Wに加え、高負荷時のスパイク電流や他のPCパーツ(CPU、ストレージ、冷却装置)の消費電力を考慮した値です。実際にはCore i9やRyzen 9との組み合わせでは1000W以上のATX 3.1対応電源(12VHPWRケーブル付属)を強く推奨します。電源容量の余裕は、長期的な安定動作とOC(オーバークロック)の余地を確保するために重要です。

Q: どのCPUと組み合わせればボトルネックを避けられますか? A: RTX 5090の性能を最大限引き出すには、Intel Core i9-14900K/14900KS、またはAMD Ryzen 9 7950X3D/9900X以上のハイエンドCPUが必須です。中級CPU(Core i5やRyzen 5シリーズ)では、特にフレームレートの高い競技ゲームやシミュレーション系タイトルでGPUの能力が十分に発揮されない「ボトルネック」が発生します。PCIe 5.0対応プラットフォームを推奨します。

Q: 発熱・冷却の注意点はありますか? A: TDP 575Wという高発熱モデルのため、ケース内のエアフロー設計は最重要事項です。360mm以上のAIO水冷またはハイエンド空冷クーラーが必要で、ケースファンは最低でも前面3基・上面3基・リア1基の構成を推奨。グラフィックカード自体の冷却性能(ファン数、ヒートシンクサイズ)も確認し、850W以上の熱設計がされた大型ケース(ミドルタワー以上)での運用をお願いします。

Q: AMDの競合製品(Radeon RX 7900 XTX後継機)との違いは? A: RTX 5090は純粋なレイトレーシング性能とAI機能(Tensorコア)で優位に立ちます。一方、AMD製品は通常のレスタライズ処理におけるコスパと電力効率で勝る傾向があります。レイトレーシングやDLSS相当のFSR3.0使用時の品質を重視するならRTX 5090、純粋なコストパフォーマンスやOpenCL性能を重視するならAMDの検討が妥当です。ただしVRAM 32GBクラスでは現時点でNVIDIAに対抗できる製品は存在しません。

Q: 値段が高すぎますが、コスパはどうなっていますか? A: MetaScoreのコスパ欄が「N/A(評価不能)」となっている通り、本製品は価格性能比を無視した「最高性能追求型」製品です。20万円以上(推定)の投資に見合う性能が必要かどうかは、4K/8Kゲーミングやプロフェッショナルワークの収益性に直結するかで判断してください。コスパ重視なら、RTX 5080やRTX 4070 Ti Superなどの下位モデルの検討をお勧めします。