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NVIDIA

GeForce RTX 5070 Ti

発売日: 2025-02-20

MetaScore

性能
439.4
電力効率
14.7
コスパN/A
消費電力300W
推奨電源700W
参考価格

¥155,000

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GPUコアスペック

GPUチップGB203
ベースクロック2295MHz
ブーストクロック2452MHz
CUDAコア8960
Tensorコア280
RTコア70
TDP300W

メモリ

容量16GB
タイプGDDR7
バス幅256bit
帯域幅896GB/s

物理仕様

長さ304mm
48mm
インターフェースPCIe 5.0 x16
出力端子1x HDMI 2.1b, 3x DisplayPort 2.1b

GeForce RTX 5070 Ti 完全レビュー:次世代GDDR7搭載のハイエンドゲーミングGPU解説

NVIDIAの最新ミドルハイエンドGPU「GeForce RTX 5070 Ti」は、2025年2月20日に発売されたBlackwellアーキテクチャ採用の第2弾モデルです。前世代のRTX 4070 Tiシリーズを踏襲しつつ、GDDR7メモリやPCIe 5.0対応など次世代規格を満載。MetaScoreによる性能評価では439.4/1300点を記録し、4Kゲーミングとクリエイティブワークの両立を目指すユーザーに最適な選択肢となっています。

製品概要

GeForce RTX 5070 Tiは、NVIDIAのコンシューマー向けGPUラインナップにおいて「エンスージアストクラスの入り口」という位置づけにあります。RTX 5080とRTX 5070の間に位置し、16GBの大容量VRAMと256bitメモリバスを備えたモデルとして、従来の「Ti」モデルよりも明確に上位層を狙った構成となっています。

ターゲットユーザーは、4K解像度での高フレームレートゲーミングを希望するハードコアゲーマーと、AI生成や動画編集を行うクリエイター層の二軸です。前世代のRTX 4070 Ti Superと比較すると、メモリ規格がGDDR6XからGDDR7へ移行し、帯域幅は896GB/sと大幅に向上。PCIe 5.0 x16対応により、最新プラットフォームでのデータ転送効率も向上しています。

主な特徴

次世代Blackwellアーキテクチャの採用 GB203チップを採用し、CUDAコアは8,960基、Tensorコア280基、RTコア70基という構成です。特に第4世代Ray Tracingコアによるレイトレーシング性能は、従来モデル比で約1.5倍の処理能力を実現。グラデーションや反射表現の品質が飛躍的に向上しました。

GDDR7メモリの実用化 16GB GDDR7を256bitバスで接続し、896GB/sという驚異的なメモリ帯域幅を確保。これは前世代のRTX 4070 Ti Super(帯域幅672GB/s)と比較して33%の高速化に相当し、4KテクスチャのストリーミングやAIモデルの読み込みにおいてボトルネックを解消します。

AI処理とDLSSの進化 280基の第5世代Tensorコアを搭載し、DLSS 4によるフレーム生成技術に対応。8K解像度へのスケーリングや、Stable Diffusionなどの生成AIにおいて、前世代比で最大2倍の推論速度を実現しています。また、PCIe 5.0 x16インターフェースは、最新のAMD Ryzen 8000シリーズやIntel Arrow Lakeプラットフォームで最大帯域128GB/sの通信を可能にし、チップセット経由の遅延を排除します。

用途別評価(MetaScore分析)

4Kゲーミング:◎(良好) MetaScore性能スコア439.4/1300は、トップモデルに対して約34%の性能を示しており、4K解像度での高設定ゲーミングに十分な性能です。レイトレーシング併用時でも60fps以上を維持でき、144Hzディスプレイとの組み合わせに最適です。

AI・機械学習:◎(優秀) 16GBのVRAM容量はStable Diffusion XLやLLMのローカル実行に必要な下限を満たしており、280基のTensorコアによる高速化が効果的です。14.7/40の電力効率スコアも考慮すると、長時間の学習タスクでも電力コストを抑制できます。

動画編集:○(良好) 896GB/sのメモリ帯域はDaVinci ResolveやPremiere Proでの8Kタイムライン編集に対応可能。16GB VRAMは複数の高解像度レイヤー処理に余裕を持たせます。

一般用途:○(標準的) 電力効率スコア14.7/40は省電力モデルではありませんが、300WというTDPはハイエンドGPUとしては効率の良い部類です。常時稼働するマシンにはやや電力コストがかかりますが、パフォームワットは優秀です。

ベンチマーク解説

現時点では3DMark TimeSpyやPassMark、Cyberpunk 2077の具体的なベンチマークスコアは公開されていませんが、スペック構成からの推測では、TimeSpy Graphicsスコアで25,000~28,000点台、Fire Strike Ultraで13,000点台の性能が期待されます。

競合製品との比較では、AMDのRX 8900 XTシリーズとの争いが予想されます。特にメモリ帯域896GB/sは、同価格帯の競合製品と比較して有利な位置づけとなっており、高解像度でのテクスチャ処理が要求されるタイトルで優位性を発揮するでしょう。RTX 5080との性能差は約15~20%と想定され、価格差を考慮すればコスパに優れた選択肢となります。

こんな人におすすめ

4K 144Hzゲーミングを目指すプレイヤー DisplayPort 2.1b対応により、4K 144Hzや8K 60Hzの出力が可能。最新のAAAタイトルでもレイトレーシングを有効化した高品質設定で快適にプレイできます。

Stable Diffusion等のAI生成を行うクリエイター 16GB VRAMと高速Tensorコアの組み合わせは、画像生成AIのローカル実行に最適。ControlNet等の拡張機能を用いた高解像度生成もスムーズに処理します。

8K動画編集を行う映像制作系ユーザー AV1エンコード対応と広いメモリ帯域により、8K RED RAW素材の編集や、After Effectsでの重いコンポジット作業に耐性を持たせます。

VRChat等の高性能VRアプリケーション利用者 PCIe 5.0による低遅延通信と、高いレンダリング性能は、高解像度VRヘッドセット(Vision Proや次世代Meta Quest)との相性も良好です。

よくある質問

Q: 推奨電源容量は? A: NVIDIA推奨は700W以上です。TDP300Wを考慮し、CPUが高負荷時(Core i9やRyzen 9など)に合計600W近く消費することを想定すると、700Wは最低ラインです。長期安定運用と将来の拡張性を考慮すると、850W以上の80 PLUS Gold認証電源を推奨します。電源コネクタは新規格の12V-2x6(12VHPWR互換)を採用しています。

Q: ボトルネックになりやすいCPUは? A: Core i5-13600KやRyzen 7 7700X以下のミドルレンジCPUでは、フレームレートが制限される可能性があります。4KゲーミングではGPU負荷が高いため問題ありませんが、FHD/1440pの競技系ゲームではCore i7-14700KやRyzen 7 9700X以上の搭載を推奨します。

Q: 発熱・冷却の注意点は? A: 300WというTDPは冷却システムに一定の要求を投げかけます。デュアルファン以上のAIBモデルを選択するか、ケース内のエアフローを十分に確保してください。動作温度は75℃前後を想定しており、ITXケースへの搭載は熱設計に要注意です。ファンレス運用は推奨されません。

Q: 競合製品との選び分けは? A: RTX 5080との比較では、予算が限られていても4Kゲーミングを行いたい場合に5070 Tiを選択。AMD Radeonとの比較では、レイトレーシングとAI機能(DLSS、Frame Generation)を重視するならNVIDIA、純粋なラスタライズ性能と価格を重視するならAMDが有利です。特にAI生成や映像編集を行う場合は、CUDAエコシステムの豊富さからRTX 5070 Tiが有利な選択となります。