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NVIDIA

GeForce RTX 5070

発売日: 2025-03-04

MetaScore

性能
308.7
電力効率
12.3
コスパN/A
消費電力250W
推奨電源600W
参考価格

¥115,000

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GPUコアスペック

GPUチップGB205
ベースクロック2325MHz
ブーストクロック2512MHz
CUDAコア6144
Tensorコア192
RTコア48
TDP250W

メモリ

容量12GB
タイプGDDR7
バス幅192bit
帯域幅672GB/s

物理仕様

長さ245mm
40mm
インターフェースPCIe 5.0 x16
出力端子1x HDMI 2.1b, 3x DisplayPort 2.1b

GeForce RTX 5070 徹底レビュー:次世代GDDR7搭載のミドルハイGPU実力検証

1. 製品概要

NVIDIA GeForce RTX 5070は、2025年3月4日に発売されたGeForce RTX 50シリーズの中核モデルです。前世代のRTX 4070から引き継ぐ12GB VRAMという容量設定を維持しながら、GDDR7メモリへの世代交代とPCIe 5.0インターフェースの採用により、帯域幅は672GB/sへと大幅に拡張されています。GB205 GPUチップを採用し、6,144基のCUDAコアと192基の第5世代Tensorコアを搭載。TDP 250Wという電力設計は、ハイエンドモデルに比べて電源要件を抑えつつ、4KゲーミングとAI処理の両立を狙ったミドルハイクラス最適解を目指しています。主なターゲットは、1440p~2160p(4K)での高リフレッシュレートゲーミングを求めるコアゲーマーから、Stable Diffusionなどの生成AIを活用するクリエイター層です。

2. 主な特徴

Blackwellアーキテクチャの進化
RTX 5070の心脏部であるGB205チップは、ベースクロック2,325MHz/ブーストクロック2,512MHzという高い動作周波数を実現。特筆すべきはPCIe 5.0 x16対応であり、将来のプラットフォームでの互換性を確保するとともに、リザイザブルBARなどの機能によるCPU-GPU間通信効率の向上が期待できます。

GDDR7メモリの革新
従来のGDDR6XからGDDR7へ移行した12GB VRAMは、192bitのメモリバス幅で672GB/sという広帯域を確保。同容量帯の前世代製品と比較して約30~40%の帯域増となり、4Kテクスチャの処理や高解像度レイトレーシングにおけるボトルネックを大幅に緩和します。RTコアは48基搭載し、レイトレーシング性能のリアルタイムレンダリング品質が向上しています。

AIと生成機能
192基のTensorコアを活かしたDLSS 4(推定)への対応により、フレーム生成技術の精度とレイテンシー低減が強化。独立したFP8演算精度のサポートにより、LoRA学習や画像生成AIの処理速度が前世代比で最大1.5倍の効率化が見込まれます。

3. 用途別評価

4Kゲーミング:△~○
MetaScoreの性能スコア308.7/1300はミドルハイ帯の位置づけです。4K解像度では最新AAAタイトルを最高設定で駆動するにはややパワーが不足し、DLSSの画質モード併用が必須となる場面が見込まれます。1440p(2,560×1,440)での高フレームレートゲーミングに最適です。

AI・機械学習:◎
12GBというVRAM容量はStable Diffusion XLやSDXL Turboの高速生成に十分な容量であり、192基のTensorコアによる並列処理が強み。バッチ処理やControlNet併用時の処理速度には定評があり、個人クリエイター向けのコスパ重視GPUとして実用的です。

動画編集:○
672GB/sのメモリ帯域はDaVinci ResolveやPremiere Proでの4Kタイムライン編集に耐えうるスループットを提供。AV1エンコード対応により、高画質ながら配信に適したファイル生成も可能です。

一般用途:△
電力効率スコア12.3/40はやや控えめな評価です。250WのTDPを考慮すると、省電力重視のオフィス用途にはオーバースペック。600W推奨の電源要件も考慮し、ゲーミングPCまたはワークステーション構築を前提とした選択が望ましいです。

4. ベンチマーク解説

現時点で具体的な3DMark TimeSpyやPassMarkスコアは公開されていませんが、CUDAコア数6,144基とGDDR7の帯域幅増から推定すると、前世代RTX 4070に対し15~20%のパフォーマンス向上が見込まれます。競合となるAMD Radeon RX 8800 XT(仮称)と比較すると、レイトレーシング性能では優位に立つ一方、純粋なラスタライズ性能では拮抗またはやや劣後する可能性があります。特にCyberpunk 2077のようなレイトレーシング重度のタイトルでは、DLSSフレーム生成との組み合わせで実用的な4Kプレイ環境が構築できますが、ネイティブ4Kでのパスレイトレーシングは厳しい状況が続くでしょう。

5. こんな人におすすめ

(1)1440p 240Hzゲーミング志向者
eスポーツタイトルや競技性の高いFPS/TPSを高フレームレートで楽みたいプレイヤー。PCIe 5.0対応により将来のCPUアップグレードにも対応しやすく、長期使用に耐える投資として適しています。

(2)生成AIホビーユーザー
Stable DiffusionやComfyUIを利用したイラスト生成、動画のフレーム補間処理を行うクリエイター。12GB VRAMはMidjourneyのローカル代替モデル運用にも十分で、Tensorコアによる高速推論が生産性向上に直結します。

(3)4K映像のプレミア編集者
YouTubeや個人メディア向けの4Kコンテンツ制作を行う動画編集者。AV1エンコード対応により、高画質ながら視聴環境に優しい配信ビットレート設定が可能です。

(4)VRChat等のVRユーザー
高解像度HMDを駆動するための性能と、PCIe 5.0による低レイテンシー通信がVR体験の快適性向上に貢献します。

6. よくある質問

Q1: 推奨電源容量は本当に600Wで十分ですか?
A: NVIDIAの公称値は600Wですが、実運用では750W以上の電源ユニットを推奨します。RTX 5070単体のTDPは250Wですが、瞬時のピーク負荷やCPUとの組み合わせを考慮すると、80Plus Gold以上の認証取得済み750W電源が安定動作のための安心ラインです。特にCore i7/i9やRyzen 7/9クラスのCPUと組み合わせる場合は要注意です。

Q2: ボトルネックになりやすいCPUは何ですか?
A: PCIe 5.0の帯域を活かすため、Intel第14世代Core i5(14600K以上)またはAMD Ryzen 7000シリーズ(7700X以上)の搭載を推奨。第12世代Core i5やRyzen 5000系列では、フレームレート上限がCPU側に律される場面が見込まれます。特に4K解像度ではGPU負荷が高いためボトルネックは少ないですが、1440p以下の高フレームレートゲーミングではCPUの影響が大きくなります。

Q3: 発熱・冷却の注意点は?
A: TDP 250Wは冷却要件として決して低くありません。標準的なデュアルファンクーラー搭載モデルでも、ケース内のエアフロー確保は必須。底面吸気・上面排気のベーシック構成では60℃前後の動作が期待されますが、小型ITXケースへの組み込みは避け、ミドルタワー以上のケースで前面からの充分な吸気環境を確保してください。アンダークロック設定により、電力効率スコアの弱さを補う運用も検討価値があります。

Q4: 競合製品との選び分けは?
A: 価格帯が近いAMD Radeon RX 7800 XT後継モデルとの比較が焦点です。純粋なコスパとメモリ容量(16GB vs 12GB)でAMDに分がある一方、レイトレーシングとAI関連タスク(TensorRT対応)ではRTX 5070が圧倒的です。Adobe Creative CloudのGPU加速やBlenderのCyclesレンダリングを重視するならNVIDIA、純粋なゲーミング用途で予算を抑えたいならAMDという選択基準が妥当でしょう。前世代のRTX 4070 Tiからのアップグレードは、PCIe 5.0とGDDR7の恩恵を除けばコスパ的に見送ってもよいレベルです。