メインコンテンツへスキップ
← GPUランキングに戻る
NVIDIA

GeForce RTX 5060 Ti 8 GB

発売日: 2025-04-16

MetaScore

性能
237.0
電力効率
13.2
コスパN/A
消費電力180W
推奨電源450W
参考価格

¥62,000

Amazonで価格を見る

GPUコアスペック

GPUチップGB206
ベースクロック2407MHz
ブーストクロック2572MHz
CUDAコア4608
Tensorコア144
RTコア36
TDP180W

メモリ

容量8GB
タイプGDDR7
バス幅128bit
帯域幅448GB/s

物理仕様

長さ241mm
40mm
インターフェースPCIe 5.0 x8
出力端子1x HDMI 2.1b, 3x DisplayPort 2.1b

GeForce RTX 5060 Ti 8GB レビュー:次世代GDDR7搭載ミドルハイGPUの実力検証

NVIDIAの最新ミドルハイレンジGPU「GeForce RTX 5060 Ti 8GB」が、2025年4月16日に発売されました。Blackwellアーキテクチャを採用し、GDDR7メモリやPCIe 5.0対応など次世代技術を搭載しながら、TDP 180Wという省電力性を両立させた本モデル。本記事では、RTX 5060 Ti 8GBのベンチマーク性能実用的なゲーミング性能を詳細に解説し、購入判断の参考とします。

1. 製品概要

GeForce RTX 5060 Ti 8GBは、前世代RTX 4060 Tiの後継にあたるミドルハイレンジGPUです。MSRP(希望小売価格)は非公表ですが、市場想定価格帯は4万円前後〜5万円前半と見られ、1080pおよび1440pゲーミングをメインターゲットとしています。

市場での位置づけとしては、RTX 5070シリーズの下位に位置するエントリーハイエンドモデルです。競合となるAMD Radeon RX 8000シリーズのミドルレンジとの直接対決が予想されますが、本モデルの強みはGDDR7メモリの採用PCIe 5.0 x8インターフェースによる将来性の高さにあります。

ただし、8GBというVRAM容量は2025年現在のAAAゲームタイトルではやや厳しい側面があり、4Kゲーミングや高負荷なクリエイティブ作業には16GB版の検討を推奨します。

2. 主な特徴

Blackwellアーキテクチャの進化

GB206 GPUチップを採用し、CUDAコア数は4,608基、Tensorコア144基、RTコア36基を搭載。ベースクロック2,407MHz、ブーストクロック2,572MHzと、クロック周波数は前世代比で8%向上しています。特筆すべきは第4世代Tensorコア第3世代RTコアによる、DLSS 4やフレーム生成技術の高度化です。

GDDR7メモリの帯域力

8GB GDDR7メモリは、128bitバス幅ながら448GB/sという高いメモリ帯域幅を実現。GDDR6X比で約1.5倍の帯域により、レイトレーシング処理や高解像度テクスチャの読み込みが高速化されています。ただし、128bitという狭帯域は構成上のボトルネックとなる場面もあり、4K Ultra設定ではメモリ帯域が不足しやすい点は留意が必要です。

PCIe 5.0対応の将来性

インターフェースはPCIe 5.0 x8対応。x16スロットであっても物理的にはx8動作となりますが、PCIe 5.0の速度により、前世代PCIe 4.0 x16と同等の帯域を確保。次世代CPUやチップセットとの相性も良好です。

3. 用途別評価(MetaScore分析)

独自評価指標「MetaScore」を基に、実用性を検証しました。

4Kゲーミング:△(やや非推奨) 性能スコア237.0/1300という数値は、ミドルレンジとして標準的ですが、4K解像度では最新AAAタイトルで60fps維持が厳しい状況。8GB VRAMの制約もあり、4K ゲーミングにはRTX 5070以上を推奨します。

AI・機械学習:△(条件付き) 144基のTensorコアはLoRA学習や推論処理に有効ですが、VRAM 8GBはStable Diffusion XLなどの大規模モデルでは不足気味。軽度なAI画像生成やLLM推論は可能ですが、本格的な学習用途には16GB版が必須です。

動画編集:○(良好) 448GB/sのメモリ帯域はDaVinci ResolveやPremiere Proでのタイムラインスクラブリングを快適に行えます。ただし、8K RED RAW編集など重厚素材ではVRAM不足に注意が必要です。

一般用途・省電力性:◎(優秀) 電力効率スコア13.2/40は、180Wという低TDPを活かした高効率設計を示しています。静音ミニタワーPC省電力ゲーミングPCに最適で、電源ユニット450Wで十分運用可能です。

4. ベンチマーク解説

現時点で3DMark TimeSpyPassMarkのスコアは非公開ですが、スペック構成からの推測では、RTX 4060 Ti比で約15-20%の性能向上が見込まれます。特にGDDR7メモリの帯域向上により、レイトレーシング環境でのフレームレートが前世代比30%以上向上する可能性があります。

競合となるAMD RX 8800 XT(仮称)と比較すると、レイトレーシング性能ではNVIDIA優位、純粋なラスタライズ性能では競合が上回る可能性があります。Cyberpunk 2077などの最新タイトルでは、DLSS 4によるフレーム生成を活用することで、1440p Ultra設定で60fps+を実現できる見通しです。

5. こんな人におすすめ

① 1440p 高リフレッシュレートゲーマー 2560×1440解像度で144Hzモニターをフル活用したいユーザー。競技FPSでは240fps以上、シングルプレイAAAタイトルでは高設定で60-100fpsを維持可能です。

② コンパクトPC組み立てユーザー TDP 180Wという低消費電力により、SFF(小型フォムファクタ)ケースやITX母板との相性が抜群。450W電源で運用できるため、省スペースゲーミングPCの構成に最適です。

③ 軽度なAIクリエイター Stable Diffusionでの画像生成(512×512程度)や、軽量なLLMローカル実行を行いたいユーザー。Tensorコアの高速化により、従来比2倍近い生成速度を期待できます。

④ 将来性を重視するアップグレードユーザー PCIe 5.0対応により、次世代Intel/AMDプラットフォームでのボトルネックを最小化。5年先まで使い続ける中核パーツとして適正です。

6. よくある質問(FAQ)

Q:推奨電源容量はどのくらい必要ですか? A:公式推奨は450Wです。実効率を考慮すると、650Wの80PLUS Gold以上の電源が最も安定した選択肢です。CPUがCore i9/Ryzen 9クラスの場合は750Wへの余裕を持たせることをお勧めします。

Q:どのCPUと組み合わせるとボトルネックになりませんか? A:Core i5-13600KやRyzen 5 7600X以上であれば、ほぼ性能をフルに引き出せます。古いCore i7-10700K以下やRyzen 5 3600XTでは、フレームレートが10-15%低下する可能性があります。特にCPU-boundになりやすい競技FPSでは、最新世代CPUとの組み合わせを推奨します。

Q:発熱・冷却の注意点はありますか? A:TDP 180Wは比較的抑えめですが、GDDR7メモリの発熱は従来比でやや高めです。デュアルファン以上のクーラー搭載モデルを選択し、ケースファンによる排気温度管理を徹底してください。周囲温度30℃以上の環境では、フロントメッシュケースの採用を検討してください。

Q:競合製品(AMD)との選び分けは? A:レイトレーシングやDLSSを重視するならRTX 5060 Tiが有利です。純粋なコスパとラスタライズ性能を求めるなら、価格次第ではAMD RX 8000シリーズが魅力的です。また、VRAM 16GBが必要な場合は、価格帯が近いRX 7800 XT(16GB)などの検討も検討価値があります。8GB版は厳格な予算制限のあるユーザー向けです。

Q:8GB版と16GB版はどちらを選ぶべきですか? A:2025年現在、16GB版を強く推奨します。8GBは'Assassin's Creed Shadows'や'Black Myth: Wukong'などの最新タイトルで、Ultra設定時にVRAM不足エラーが発生するリスクがあります。将来のタイトルへの耐性を考えると、16GB版への投資価値は高いです。